飲食業について

飲食業をなさる経営者の方がおられます。

実にいろいろな考え方があります。

ある程度の利益が確保できるなら、それでよい、チャンスが有れば店を増やす。

増やした分、ある程度の利益が残る。そんな考え方のお店もあります。

飲食店は、開店直後は物珍しさもあり、繁盛します。

しかし、徐々に、その店が気に入った人たちだけがリピートするだけになり、

結果として売上は低く安定することが多いと思います。

やはり、新しいお客様に来てもらい続けることで、一定の利益が確保できる売上が維持できる。

そう思います。

例え話ですが、サメは浮袋がない。従って、ヒレで泳ぎ続けなければ沈んでしまう。

企業経営も、利益を生み続ける金の卵を生む鶏を、幸運にも手に入れた人はともかく、

泳ぎ続ける、売上を伸ばそう、としていなければ、逆に沈んでしまうのです。

現状維持は、ない、と考えるべきです。

あと、立地の問題。

立地が悪ければ、通りがかりで寄っていくお客様も可能性が低い。

そこは、家賃との見合いになる。

常連さんとの人間関係ももちろん大事。大切にすべきです。ケンカなどしてはいけない。

なんでもやりますはいいが、やはりメインとするお料理のラインナップ、これがないとわかりにくい。

何しにこの店にいくのか、がないと、行動に結びつきにくい。

多くの飲食店で、来店するお客様が少ないため、デリバリーをやっている。

それがうまくいっている場合もあるが、配達する人での人件費もかかる。

逆にデリバリーだけしか行っていない業態もあるが、

ネット経由の発注だけに依存していれば、当然頭打ち、飽き、も出てくる。

デリバリーは、ある程度の利ざやがないと、配達人件費がかかるので難しさがあります。

それぞれの飲食店で、成長するための課題はたくさんありますが、

頑張って解決して、成長させていきましょう。(了)